東京料理研究会
東京料理研究会
1東京料理研究会とは、
本会は昭和15年に日本家庭料理学校という名称で小林完により東京杉並和田に開校され、陸軍の糧秣本廠や食品メーカーの協賛を得て国民の健康と食生活の向上を目的に国防婦人会などを通しての料理講習会でその普及に努める。
小林弘は昭和43年に日本家庭料理学校を改め『東京料理研究会』として杉並和田に料理教室を再開し、東京料理研究会二代目会長として、あらたな料理の世界を構築する。
日本料理に関わる日本の古来伝統的な「ことば」が消え失せたり、誤った解釈がまだまだ引き継がれていることが残念に思いそれぞれの「ことば」にある故事来歴「読む食辞苑」を発刊する。
東京料理研究会は日本食文化の伝統情報の発信者としての役割を担うと共に、和食:日本料理技術,の保存と継承の役割をも担う。
2代目会長小林弘、主宰中山篤は初代小林完の基本的な願いである『国民の健康と食生活の向上』の想いをさらに推し進めるため、『日本料理』に留まらず、西洋料理、中華料理、製菓製パン‥等、これからの日本食文化に関わる事柄全ての進化向上のために貢献することを目指す。
2これまでの実績
『東京料理研究会』の主な活動として
・全国の料理研究家の技術講習会
・料理人を対象の剝き物、氷細工の勉強会
・調理師免許取得のための講習会
・全国の料理研究家の技術指導
・日本料理の歴史、器と料理、盛付けを中心とした講習会
・食品メーカーを集めた新時代の商品開発講習会
・厨房メーカーの新機種による栄養士、料理人のための講習会
・視覚障害者のテーブルマナー及び日本料理講習会
・日本料理家協会支援
・料理教室運営指導、開催 (一番町あさか倶楽部料理教室主宰)
3東京料理研究会は、和食を中心とした様々な料理文化の発展と継承を目的に、以下の事業を行う。
1.料理文化の研究と各種メディアを通じた広報活動
2.料理に関するシンポジウム、セミナー等、各種関連イベントの企画及び運営
3.一般料理家の活動支援
4.食材の研究と生産、物流及び販売
5.料理に関する文献収集及び販売
6.料理に関する各種検定の企画及び運営
7.料理機器の研究開発及び販売
8.料理施設の保有、賃貸及び運営
9.食品メーカーとの共同研究及び情報提供
10.その他『食』事業に附帯又は関連する事業
2014.8 第10回東京料理研究会のゴルフコンペ
4ネットワーク
東京料理研究会は、日本料理を会主催の中山篤中心として活動を行い、他の部門はそれぞれのスペシャリストに委託することにより、業務を遂行することができます。
日本料理
つきぢ田村 三代目 田村隆氏
西洋料理
ル・マンジュ・トゥー 谷 昇氏
中華料理
広東会名誉会長 麦燦文氏
(そのほかの方々にもご依頼申し上げます)
5中山 篤とは
中山 篤 昭和24年生れ(1949)
服部栄養専門学校栄養士科、日本料理専攻科卒業。小林弘に師事して修行 以来、服部学園で40数年にわたり栄養士、調理師の養成指導にあたり。調理技術部部長、日本料理主席教授を務めた。自治体、企業、高等学校、他専門学校、クッキングスクール等の講師歴任。農業活動などの食育に携わる。
イベント、テレビ等の企画も手掛け多数出演する。
栄養士 四條流家元直門 四條流庖丁儀式師範 柏胤。和食検定1級
出版物
平成 8年6月 読む食辞苑(分担執筆) (同文書院)
平成 27年2月新読む食辞苑共著にて電子書籍(ごきげんビジネス出版)にて出版。
講 演 (講習会も含む)
学校給食会 (学校給食の献立開発と調理作業員の調理技術の向上を目的として)
・青森県 岩手県 山形県 長野県 東京都 ~2015現至る
・東京都(形態食の研究指導、調理作業員の技術向上目的として:嚥下食の研究開発)~2015現至る
メーカー (研究社員、営業社員の食文化と料理知識・技術向上を目的として)
・味の素株式会社 ダノンジャパン サントリー 宝酒造 ~2015現至る
商品開発(新商品に必要な知識と技術の習得実習)
・キッコーマン食品株式会社 ~2015現至る
出 講
1975~78神奈川県鶴見女子高等学校栄養士科講師
1978~85(株)銀座三笠会館料理教室講師
1986~財団法人製粉振興会料理研究所講師 ~2009.9
2010.9財団法人穀物検定協会料理研究所講師 ~2013.3
2005.4学校法人東京製菓学校 和菓子科講師 ~2015.3.
食育実習授業の研究報告その他
2003.8 微生物によるごみ処理技術の構築(バクテリア:バチロンZ)信州大学繊維学部と循環型農業について(総合授業農業体験実習授業、学園祭展示:(安曇野武井農場協力)
2004.4 醗酵飼料の特性について、2011.4信州大学繊維学部との委託契約による循環型農業について
(総合授業農業体験実習授業、学園祭展示) :(安曇野武井農場協力)
2004.4 埼玉県農林部農業政策企画課と循環型農業について、2010.9埼玉県と(2005年食育基本法に基
づき)農業体験基本提携での循環型農業について(総合授業農業体験実習授業、学園祭展示)
2004.4 長野県安曇野市豊科循環型農業、発酵飼料(産業廃棄物)による養鶏、養豚飼育について【いただきます:命について考える】(総合授業農業体験実習授業、学園祭展示) :(安曇野武井農場協力)
2004.4 さいたま市宮ヶ谷塔、長島農園循環型農業について(総合授業農業体験実習授業、学園祭展示)
2013.9 現在埼玉県宮ヶ谷塔、東松山市埼玉元気農業塾、長野県上田市、安曇野市で研究を継続、体験型農業を全学生に実践研修参加を義務づけ現在に至る。
長島農園 農業体験実習
安曇野武井農場 農業体験実習
6沿革
東京料理研究会の沿革史
初代会長小林完 明治32年生れ(1899)
戦前に雑誌、ラジオ等を通して家庭料理向上と普及に活躍した料理研究家、昭和15年(1940)東京杉並和田に日本家庭料理学校を開校。国民の健康と食生活の向上を目的に陸軍の糧秣本廠や食品メーカーの協賛を得て国防婦人会などを通しての料理講習会でその普及に努める。
小林 完 の主な出版物
・昭和 6年『児童のお弁当百選』1931
・昭和17年 『勝ち抜く食生活確保の工夫』1942
・昭和26年 『日本料理独習書』主婦之友社1951 他
高家神社 千葉県南房総市(旧千倉町)
写真左より
安藤 鼎(味の素役員 )
小林 完
宇野九一
染谷 栄(服部道政)
第二代目会長小林弘 昭和6年生れ(1931)
都立国立高校卒、明治大学商学部、東京栄養専門学校を昭和28年に同時卒業、『銀座山下』に入店勤務 四條流十二代家元山下茂に師事して15年修行、昭和43年に日本家庭料理学校を改め『東京料理研究会』として再構築する。 その後フジテレビ『料理の窓』の日本料理レギュラーとして十数年、その他『TBSキッチンパトロール』など多数出演、この間大学、栄養専門学校、調理師専門学校の非常勤講師。
小林 弘 出版物
・惣菜料理 家庭向日本料理 ・読む食辞苑 ・新読む食辞苑 小林 弘 中山 篤共著 他
8TV料理の窓 1970~1980
アシスタントは小野清子さん
紀伊国屋書店